各地で鉄道イベントが催されたこの週末、私と友人は津山-智頭間を国鉄色キハ58系が走る「みまさかスローライフ列車」に乗ることにし、急行「砂丘」が廃止されて以来久しく訪ねていなかった因美線を訪ねることにしました。
11:45頃、津山駅に到着。津山-智頭間の往復切符を買い、ホームに行くと、座席がすでに満席となっている2両のキハ58系国鉄色が待機しています。「カラカラカラ」と鳴っているエンジン音がどことなく懐かしいです。
みまさかスローライフ列車(津山)
12:03、定刻通り出発。加速はさすがに平成生まれののキハ120系に及びませんが、ごく普通の列車と同じスピードで、各駅に止まります。この列車が他の列車と「決定的」に違う点・・・いくつかの駅で長時間停車があり、長時間停車する各駅では、地元ボランティアの方々の盛大な歓迎や物産販売、イベントが行われること!最初の長時間停車駅である美作滝尾駅に到着。車内の乗客が一斉に途中下車(で良いのかな?途中下車には色々規定がありますが・・・「お祭り」なので良しとしましょう!)します。
美作滝尾駅で約25分の長時間停車
この美作滝尾駅は「男はつらいよ」のロケが行われた地。寅さんが駅を徘徊?していました。
「寅さん」だぁ
地元の方の盛大な送迎に包まれつつ、列車は次の長時間停車駅である美作加茂へ。この駅では約38分間停車。この駅では先頭車のヘッドマークが昔懐かしい「砂丘」のヘッドマークに取り替えられ、撮影タイムとなりました。
美作加茂駅に到着
急行砂丘のヘッドマークが取り付けられました
キハ58 563は昭和38年製 銘板は「日本国有鉄道」
列車は続いて美作河井駅へ。ここでは約9分の小休止(帰りが長時間停車)。この先岡山・鳥取県境にある物見峠を越えるトンネルへと列車は向かいます。落石防止のためか、列車は所々で25km/h(雨なら15km/h)の速度制限で、ゆっくりと峠へと進みます。
終点智頭駅に14:32着。この駅で智頭急行線と合流する為特急列車が多く、駅の配線に余裕がない為か、ここでは4分間の小休止で、列車は乗客を入れ替えることなく折り返します。
智頭駅で折り返し準備中
物見峠を越え、美作河井駅に再びやってきました。ここでは約25分の長時間停車。ここでも物産展等が行われています。駅構内に、昔ラッセル車を転回していた手動転車台が残っています。
美作河井駅で長時間停車

美作河井駅に残る手動転車台
美作加茂駅15:51着。みまさかスローライフ列車よりも先に出発する普通列車に乗り換え、津山駅に戻ります。折角なのでみまさかスローライフ列車の走行シーンを撮影しようと車で移動。さすがに17時前で曇天、季節は秋・・・かなり暗かったのですが、なんとか撮影できました。但し、被写体ブレしているようで、レンズをアップグレードしたいなぁ・・・と感じました。とはいえ、シャッターチャンス少し早かったようで、まだまだ修行不足であります
終点津山目前のみまさかスローライフ列車(姫新線 東津山-津山)
企業主体のイベントと違い、JRと地元の協力で出来たイベント。たいへん楽しいひとときを過ごさせて頂きました。地元は「町おこし」、鉄ちゃん&鉄子さんは「鉄」、観光客は「観光」と、それぞれに意味があったのではないでしょうか?今回は2回目のイベントですが、末永い発展に期待したいところです。次は写真を撮りにいこうかなぁ・・・
おまけ

東津山-高野を行く急行砂丘
腕木式信号機(高野)
タブレット通過授受その1(高野)
タブレット通過授受その2(高野)
美作滝尾駅

美作河井駅
最後尾車両は国鉄色(上の写真の後追い 美作河井)
1997年8月30日と9月28日の2回に分けて撮影に行ったときのものです。当時、全国でもここだけとなってしまったタブレット通過授受シーンを撮影に、多くの鉄道ファンが訪れていました。腕木式信号機や閉塞方法等、全てが「マニュアル」操作。高野駅や美作河井駅等も駅員さんが常駐していました。
ちなみに私の思い出深い列車は、急行みささ(大阪-鳥取・倉吉)。この列車(みささ3号の場合)は大阪-津山間を急行みまさか(大阪-中国勝山)、津山-倉吉間を急行砂丘と併結して走っていました。父と共に冬に乗ったときの因美線内の寒そうな光景は今でも覚えています。その頃と比べると、津山駅も寂しくなりました。
本日もご高覧頂き、ありがとうございました。
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